『歩きながら考えよう』
著者:安藤忠雄
言わずと知れた日本を代表する建築家。
どのような考えを持っているのか非常に興味深い。
情報機器の発達で、急速な勢いでコンピュータ社会になっていますが、人間が歩むべき方向ではない、違うところに向かっているように思えてなりません。つまり、IT革命は人類にとっては後退だと思う。東京から大阪まで二時間以上かかりますが、この移動にかかる「すきまの時間」が大変重要だと私は思うのです。この時間に、人間はいろいろと何かを考えるでしょ。それが大事なんです。
「我慢」を知り、「不便」にも耐え、それが総合的な幸せにも繋がっているということです。
自分の思考と表現と判断力によって自分の世界を作っていく。
タイトルの通り、人間は歩きながら考えなければならない。
人は考えることができると同時に、言葉によって意思疎通できる。
昔から綿々と受け継がれている礎が揺らぎ始めているのでは。確かにIT化による恩恵は多いが、それにより失うものにも目を向けて行かなければならないのだろう。
著書は短いが、内容はなかなか奥深い。
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